経済・企業・投資

四季報2020年秋号を読みながら気になる企業をリストアップしていく

発売から3週間くらい遅れて四季報2020年度秋号を購入しました。

 

四季報を一から目を通していく中で、気になった企業などのメモをこの記事に書いていきます。書きながら少しずつ更新していきます。

証券コード1000~1999

1332 日本水産

水産大手。海外売上比率約30%のグローバル企業でもある。海外比率は水産企業で一番高い。冷凍食品などの比重が大きめ。

コロナの影響で外食向け不調、家庭向け好調。これは他の水産企業も同じ。

売上高ではマルハニチロ(1333)に劣るが利益では勝る。この手の企業では利益率が一番高い(3%くらい)。ROEも10%くらいとそこそこ優秀。

株価は底値っぽい感じ。PERは10倍を切りPBRも1倍を切っている。他の水産企業もほぼ同様の傾向。

1377 サカタのタネ

種苗首位。ブロッコリーシェア世界6割で、売り上げ高の海外比率も60%というグローバル企業。イベント減少などが業績に響いたらしく、営業利益は減益。

結構志向の高まりを受け、トマト、ペッパーなど果菜類で欧米市場に切り込む

だそうです。狙いはいいと思う。食い物系グローバル企業は世界の人口増の影響を享受できるのでそこも期待したい。

営業利益は10%を軽く超える。シェア率の高さも含め、価格競争力の高さがうかがえる。ROEが5%前後なのはどうにかしたいところ。ここが伸びれば超優良企業って感じ。

1381 アクシーズ

鶏肉国内最大手。ケンタッキーへの卸が柱。外食のフランチャイズも手掛ける。

”ケンタッキーはドライブスルー好調”だそう。確かに近所のケンタッキーも随分と込み合っていますね。このままケンタッキー人気が持続する可能性もある。期待できるのかも。

ROE、営業利益率ともに10%越えで安定している。配当利回りも3%程度。配当性向は20%弱。配当回りも優秀。自己資本率は85%とかなり高め。切り崩していろいろやれる余地あり。

株価指標はPER、PBRともに低め。株価も底値感ある。買う価値あるかもしれん。

1407 ウエストホールディングス

太陽光発電工事を全国展開。企業のESG意識の高まりを受けて調子がいいとのこと。なるほどね。省エネ提案事業を育成中らしく、そういう方向で成長しそうな感じ。悪くない狙い。太陽光以外の再エネにも手を伸ばしてきそうな予感。

ROEは20%くらい。利益率は10%弱。ようやっとる。売り上げや利益も右肩上がり。

太陽光の流行がいつまで続くかわからないけど、企業の環境意識に関しては長く続くと思ううので、「省エネ提案事業を育成」という文言を見る限りなんとかなりそうかなと思う。

1413 ヒノキヤグループ

規格型注文住宅「桧家住宅」が中核。省エネ性能に強み。

規格型注文住宅」というのは、完全オーダーメイドではなく、メーカー側が用意した規格の中からチョイスしてデザインを決めていくタイプの注文住宅の事だそうです。オブジェクト指向言語みたいなもんか。

桧家住宅については↓を参考。断熱に優れていて、省エネ性能に強いっていうのはお客さんの心を掴むのに強みとなりそう。

桧家住宅の特徴(桧家住宅HP)

ROEは10%を軽く超える。売上高は右肩上がり。しかし売上高はスランプ中で利益率は悪化中。踏ん張り時か。

1417 ミライトホールディングス

通信工事で国内3位。”粗利よい基地局は楽天4Gや各社5G案件増“だそうで、これから投資が続くであろう5G関連で波に乗っていくか。売上高や営業利益はいい感じに右肩上がり。

1419 タマホーム

注文住宅の会社。ローコストが売り。

ROEが20%前後と高め。売り上げ営業利益ともに右肩上がり。営業利益のほうが上昇ペースが高く、利益率も改善傾向。しかしコロナの影響もあり減益の見込み。やむなし。

1429 日本アクア

注文住宅用の断熱材を施工工事する会社。先に紹介したヒノキヤグループの傘下。桧家住宅のエコ性能・暖房効率を司る会社、といったところだろうか。

ROEは20%くらいと優秀。自己資本率も45%程度ありROAも10%くらいある。

“テレワーク拡大で郊外型住宅の快適化需要高まり、断熱材浸透見込む”らしい。これから冬だしありそうな話かも。

1716 第一カッター興業

切断・穿孔工事事業がメインの会社。この事業が売り上げの9割を占める。安定して10%を超える利益率を維持しており、この分野において強い価格競争力を持っていそう。まあまあニッチそうなので、他社にパイを奪われる心配も薄そうかな。

「切る」「はつる」「洗う」「剥がす」「削る」をキーワードに、特化した技術を様々な現場へ提供させて頂いております。”とのこと(第一カッター興業HPより)。社会インフラの維持・補修・解体において力を発揮する企業で、この分野のリーディングカンパニーらしい。

日本では人口が減ってきており、将来的に工事需要なども無くなっていきそうな気もするが、この会社はまだ時価総額100億円くらいなので、需要と供給のバランスを考えればまだまだ伸びると思う。

連続増配企業とのことだが、

  • 利益率が高くキャッシュも十分に稼げている
  • 自己資本率80%弱とかなり高め
  • 配当性向も10%以下と低め

であることから、増配を続ける体力は十分にありそう。いずれは大型増配もあるかも。もっともっと株主還元をできそうな気もするが、業績は右肩上がりであるから成長のためにお金を使う方針はいいと思う。

【決算データ10年分】第一カッター工業(1716)の業績や配当金、株価の推移を分析(企業研究ページ一覧に戻る) 第一カッター興業は切断・穿孔工事事業がメインの会社で、「切る」「はつる」「洗う」「剥がす」「削る」を...

1724 シンクレイヤ

ケーブルテレビ事業者向けシステム構築。インターネットサービスへ展開。無線通信事業に参入。

とのこと。いろいろ展開しようとしているみたいだが、とりあえず通信量が増えることが追い風になる企業と理解した。IoT化の流れが追い風になりそうな予感。

業績は営業利益の伸びがすごい4年で10倍くらいになっている。売り上げもぼちぼち伸びている。

1835 東鉄工業

“線路の維持補修や駅舎など鉄道工事に強いゼネコン”とのころ。時価総額は1000億円くらい。中堅どころのゼネコンって感じ。

営業利益率が10%くらいを推移していてゼネコンの中では高め。鉄道系でしっかりシェアを取れている感じかな。

1847 イチケン

“商業施設の新築・内改装が主力の建築中堅”とのこと。人口が減少する日本において、仕事のパイが減っていきそうな事業だが、時価総額がまだ100億円くらいだしうまくやればまだ大丈夫か。

PERやPBRがやたら低い。株価もチャート的には底値っぽい。配当利回りもかなり高め(6%弱)。配当性向は20%くらいなので、無理に配当を出しているわけではない。

ROEは10%を軽く超えていて現状は経営に問題がなさそうだし、ねらい目の可能性あり。ちょっと調べてみようかな。

1959 九電工

○○電工シリーズでなんは利益率、ROEが特に高い。とう東南アジアにも展開しているとのこと。風力やバイオマスなどの新領域への進出に対しても鼻息荒い。

PBRが0.36倍とかなり割安。利回りも3パーセント越えとなかなか。配当性向にも余裕あり。

1994 高橋カーテンウォール工業

”ビル外壁材のPCカーテンウォール首位”とのこと。かなりニッチな分野だ。

カーテンウォールとは何か。高橋カーテンウォール工業のHPには以下のように説明されている。

カーテンウォールとは、建物自体の荷重を負担しない耐力壁以外の内部と外部の空間をカーテンのように仕切る壁のこと。地震や台風などの外力に対して十分な耐力を持ち、さらに上下階に変位差が生じても、外壁が脱落、破損することなく追従する構法として開発されました。カーテンウォールは、今や高層建築物の外壁には欠かせない構法として定着しています。

その中でもPCカーテンウォールとは

PCとは
工場であらかじめコンクリートを固めて製品にしたものをPC(プレキャストコンクリート)と呼びます。

PCカーテンウォールの特徴
カーテンウォール構法を取り入れたPC(プレキャストコンクリート)製品を「PCカーテンウォール」と称します。PCカーテンウォールのメリットは、外装部材を予め計画的に工場で製造しておけることで、各種性能の確保ができ、品質の安定、および建物精度の向上効果が上げられます。また、構造体、床工事、カーテンウォール工事、内装工事と連続施工が可能で、高層ビルの工期短縮にはなくてはならない構法です。無足場で施工ができ、コンクリートの特徴である耐火、断熱、遮音などの諸性能に優れており、安価に所要の性能が得られます。意匠性、耐久性の高い仕上げの選択肢が多いのも特徴のひとつです。

うーん、よくわからん💦

営業利益にばらつきがあるものの、おおむね10%超えを記録している。が、コロナの影響はそれなりに受けて20年度は大幅減益の模様。

売り上げも利益も、2019年度はいきなり上昇しているが、それ以前は右肩下がりの形になっている。投資判断をするならもっと長い目で見たデータを収集する必要がありそう。