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ストレッチポールと似たような安物のレビュー

肩こりや腰痛を解決するための健康グッズとして「ストレッチポール」がある。程よい太さと柔らかさのポールの上に寝転がるだけで気持ちよくなれるとして人気だ。

しかし、本家のストレッチポールは1万円くらいするので、なかなか手が出ないという人も多い。「もうちょっと安ければ買うのになぁ」というそんなニーズに答えて、ほかのメーカーから似たような安物も販売されている。

私は本家ストレッチポールとその安物についていくつか使用経験があるので、そのレビューを行う。それぞれ見た目は似ているが、使用感は微妙に異なる。購入を考えている方の参考になればうれしい。

本家「ストレッチポール」

まずは本家のストレッチポール。筆者は所有はしていないが、ジムで使用することがある。

長さ、柔らかさ、太さなどがちょうどよく「さすが本家!」といったところ。しかし値段が10,000円近くする。3,000円くらいで購入できる安物もあるため、購入する気は失せてしまう。

性能面に関しては安物よりもいいと思う。柔らかすぎず硬すぎず、素材も劣化しにくそうである。高いだけあって安物よりも”いいもの”ではあると思う。

いいものなので、お金に余裕があるならお勧めしたい。

GronGの「ストレッチ用ポール」

 

こちらは筆者が初めて購入したストレッチポール系商品であり、3,500円くらいで購入できる安物ストレッチポールである。長さ約98cm 、 直径約15cm とサイズは本物同じである。重量は少し軽い。

ジムなどで本物を利用して「ほとんど同じスペックの安物が欲しい」と思ったら、この商品の購入を検討するとよいだろう。

ただし、何もかもが本物と同じと言いうわけではなく、微妙に使い心地は異なる。重量が軽い分だけ素材の密度が薄いのか、本物よりも柔らかい。結構沈み込む感覚がある。「本家の硬さがちょうどよい」と思っている方は少しがっかりしてしまうかも。やらわらかいだけ、経年劣化による変形もしやすそうである。

とはいえ、ストレッチをするという目的を果たせないほどではない。肩や腰を押し付けて気持ち良くなる分には十分である。「本物は硬すぎる」という方にもおすすめ。

他には、ポールをカバーするプラスチックもすこし薄い。ひっかけたらあっさり破れそう。

DCMの「ストレッチローラー」

 

こちらは3,000でおつりがくる、先ほどよりもさらに安い商品である。直径15cm×長さ90cmで、本物よりも短い。なので、長身の方は別の商品を検討したほうがいいかもしれない。

筆者の身長は176㎝だが、問題なく使用できている。しかし結構ギリギリ、180センチ以上の方は要注意。頭がポールの上に乗らないかもしれない。

短いけど太さは同じのため「女性におすすめ!」と言えるかは微妙。長さよりも太さのほうが重要なんじゃないかな。

さらに、本家よりも硬いという特徴がある。上に乗るとやや背中が痛い。しかしその分強めにゴリゴリできる。私は結構好きである。本家よりも頑丈そう。

硬いのであまり体重をかけなくても強く体を押すことができる。この性質はふくらはぎのマッサージなどでも活用できる。

人によっては「硬すぎ」となる可能性がある。DCM系列のホームセンターに行けば現物を触れると思うので、チェックしてみるとよい。

GronGの商品とは逆に、「本家よりも硬いのが欲しい」という方にオススメ。

そもそも効果あるの?

いろいろ商品を紹介してきたが、「そもそも効果はあったの」という事についても気になるかもしれない。

筆者の場合、ストレッチポールや類似の安物を使用することによってすごく効果があった。ちょっと疲れた時に肩をゴリゴリしてやるとすごく楽になる。

また、腰が痛いときに、腰の下に横向きでいれてゴリゴリすると、めちゃくちゃ気持ちいい。腰が痛くて眠れない時に重宝する。

毎日ほどほどにストレッチすれば腰痛や肩痛を予防できる効果もあるが、痛みやコリが出てきてから使っても即効性がある。肩こりなどに悩まされている方は一度試してみてほしい。

寝る前にいろんなところをストレッチポールでほぐしてやると、気持ちよく布団に入れる。たぶん睡眠の質もよくなっている。