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日本国内におけるSDGsへの取り組み集

SDGsとは「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」のこと。2015年9月に国連総会で採択された、持続可能な社会づくりに関する世界共通の目標である。SDGsは17の目標によって構成される。

SDGsが採択されて以降、日本でも政府や自治体、企業などで様々な取り組みが行われてきた。具体的にどういった取り組みが行われてきたのか、日本国内の例をいくつか調べたのでメモを残しておく。

【参考文献】


トヨタ自動車「環境チャレンジ2050」

2015年10月14日に、長期的な目標である「トヨタ環境チャレンジ2050」発表した。「6つのチャレンジ」と名付けられた目標を設定し、環境問題に対応していくとした。SDGsは2030年を見据えた目標であるが、トヨタ自動車はさらに先を見据え、2050年までの目標を設定した。

トヨタは、「トヨタ基本理念」のもと、環境問題を経営における最重要課題の一つと捉え、「トヨタ地球環境憲章」を定め、その実現のための推進体制を整えています。常に世の中の声や動きを把握し、トヨタとして何に注力すべきかを考え、将来の課題に先んじて新たな発想と技術でこの問題に取り組んできました。いまだ山積する環境課題を踏まえ、2015年10月には6つのチャレンジを策定し、人とクルマと自然が共生する社会を目指して走り続けています。

引用 – トヨタ自動車:Sustainability Data Book 2019

出典- トヨタ環境チャレンジ2050

 

6つのチャレンジとは、以下の6つの目標のこと。

  1. 新車CO2ゼロチャレンジ
  2. ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ
  3. 工場CO2ゼロチャレンジ
  4. 水環境インパクト最小化チャレンジ
  5. 循環型社会・システム構築チャレンジ
  6. 人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ

2017年12月には、長期目標である「環境チャレンジ2050」を達成するための、2030年までの中期目標「2030マイルストーン」を発表した。各チャレンジに対し、具体的な数値によるマイルストーン(中間目標)を設定した。

出典 – トヨタ自動車:Sustainability Data Book 2019

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トヨタ自動車の取り組みは、SDGsにおける17の目標のうち6,9,12,13に対応する。

自動車は部品などで関係会社が多く、自動車会社によるSDGsへの取り組みは大きな影響力がある。こういうところが率先して行動すると威力はでかい。

横河電機「サステナビリティ貢献宣言」

横河電機は、工業計器で国内最大手、世界でも屈指の企業である。この企業もSDGsに対しての取り組みに力を入れている。

YOKOGAWAはこれまで、様々な産業のお客様の課題解決に貢献してきました。その取り組みは、お客様が生み出す経済価値を増大させるだけでなく、省エネ、省資源、温室効果ガスの削減、安全性の向上など、SDGsにも通じる社会課題の解決にも貢献しています。さらに、世界中のお客様の事業活動全体に視野を広げて、ともに課題を発掘し、解決することで、持続可能な未来の実現を目指します。

引用 – 横河電機:サステナビリティの取り組み

2017年8月に「サステナビリティ貢献宣言」を発表し、2050年に向けた「Three Goals」という3つの目標を定めた。また、2018年5月には020年、2030年に向けた中期目標を設定した。

さらに、長期経営構想ならびに中期経営計画にも3つの目標を組み込んで具体的な道筋を示した。

横河電機もトヨタ自動車と同様、2050年まで見据えているところが先進的である。

サステナビリティ貢献宣言

YOKOGAWAは、未来世代のより豊かな人間社会のために、2050年に向けて、Net-zero emissions、Well-being、Circular economy の実現を目指します。目標実現に向け、変化に柔軟に対応できる適応力・回復力を強化し、循環型社会に適した価値を創造し、 ステークホルダーとのco-innovationを推進することにより、自らを変革します。

引用 – 横河電機:サステナビリティの取り組み

出典 – 横河電機株式会社 2018年度~2020年度 中期経営計画

伊藤園 バリューチェーンの分析

伊藤園は、バリューチェーンを分析して、「調達・製造・商品企画・販売」の各段階において、SDGsのどの目標に対応しているか示したことが特徴的。これにより、社内ではそれぞれの部署の役割がどういった形で事業に貢献しているかを再認識できるようになり、社外でも伊藤園のビジネスモデルがわかりやすくなった。

 当社のビジネスモデルは、「茶畑から茶殻まで」に表されるように、一貫して持続可能な生産と消費を体現しているバリューチェーンに特色があります。調達、製造、販売という価値創造の流れの中で、各活動がSDGsのどの目標に対応しているか示すことで、社内理解が進みました。

例えば茶産地育成事業は、当社の求める高品質な茶葉の安定調達を実現するとともに、全量買い取り契約と技術指導で農家の経営安定、地域の雇用創出、耕作放棄地の活用にもつながり、「三方良し」のWIN-WIN関係が生まれています。これはSDGs目標2の「食料安全保障と持続可能な農業」に対応します。茶殻リサイクルも同様で、茶殻を紙製品などに配合することでCO2抑制、省資源化、リサイクルの一石三鳥を実現し、新たな商品開発につながります。これは複合的にSDGsの環境課題に対応しています。

引用 – 伊藤園・笹谷常務「茶畑から茶殻まで一貫でSDGs対応」(日経ESG)


バリューチェーンとSDGsの対応(伊藤園のHPから引用)

このような取り組みを評価されて、第1回ジャパンSDGsアワード 特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞した。


引用 – 外務省HP「ジャパンSDGsアワード」,株式会社伊藤園

伊藤園の事例は、バリューチェーンでSDGsを考えることで、SDGsを通じた経営の効果を確認したり、会社の強みと課題を整理できたりするという例である。

住友化学

近日追記