勉強

LANとは何か?イーサネットとは何か?(『おうちで学べるネットワークのきほん』を読む その2)

今回も引き続き『おうちで学べるネットワークのきほん』を読んでいきます。この記事では「chapter1-1-2 LANって何」の範囲を読みながらいろいろと学んでいきます。本に書いている内容をそのまま繰り返すだけにならないよう注意してやっていきます。

前回(その1)はこちら↓

ネットワークの構成要素について(『おうちで学べるネットワークのきほん』を読む その1)情報系の大学に通ってはいたものの、ネットワーク系の授業をまともに受けたこともなかったので、基礎からじっくり学んでみようと思います。まずは...

LANとは何か

LANとはLocal Area Network の略です。「ローカルな範囲の狭いネットワーク」といったニュアンスですね。

何をもって「ローカルなエリア」とするかというと、「自分で構築し管理するネットワーク」がローカルなエリアのネットワーク、つまりLANであると本書では解説されています。このようなLANには、通信料金が必要ないという特徴があります。

有線LANの規格、イーサネットについて

LANもネットワークですから、構築するためには前回で学んだように

  1. PCやサーバ
  2. ネットワーク機器(ルータ、スイッチなど)
  3. 伝送媒体(ケーブル、無線電波など)

の3つの要素が必要となります。

ネットワーク機器やケーブルに関しては好きなものを適当に使っていいわけでなく、LANの規格に準拠したものを使用しなければなりません。

LANの規格にもいろいろありますが、優先LANの場合最も普及しているのはイーサネットという規格です。IEEE(米国電気電子技術協会)によって標準化されています。本には他のマイナー規格についても挙げられてるけど、ここではスルーでいいかな。

本では前置きが書かれていませんが、今回の記事の範囲では有線LANに限定した議論が行われています。無線LANも含めると話が変わってくる内容もありそうなので、注意する必要がありそうです。この記事では、「優先LANの場合」という前置きを加えました。

 

イーサネットが最も普及した理由は、仕組みが他よりもシンプルだからだとのこと。どの分野でもシンプルイズベストなんですね。

イーサネットの中にも、ケーブルの種類や伝送速度によっていくつか規格に分けられています。どんな規格があるのか、本の表を引用します。

通信速度の単位に使われている「bps」とは「bit per secon」の略で、直訳通りですに意味です。一秒間に何ビットの情報を送れるかを表します

また、この本には書かれていませんが、接続形態(バス型、スター型など)によってもどの規格を使うかが決まるようです。『キタミ式IT塾 応用情報技術者 令和02年』という本から図を引用しておきます。

ケーブルのイラストもあっていいですね。イメージが湧きやすい。

これらの規格の中で、家庭用でよく使われるのは「100BASE-TX」や「100BASE-T」です。

一つ目の画像の「UTPケーブル」と二つ目の画像の「ツイストペアケーブル」はほぼ同じものです。「ほぼ」というのは、ツイストペアケーブル(TPケーブル)の種類の一つがUTPケーブルであって、これが主流という意味です。

LANケーブルで最も使われているのはUTPケーブルで、そのためただ単に「LANケーブル」と呼ばれたりします。UTPケーブルにもいくつか種類があります。

イーサネットの仕組み

イーサネットではデータを転送できる範囲が決められています。それは「同じネットワーク内」です。

イーサネットを活用する際に用いられるのがMACアドレスです。これは機器を特定するためのアドレスでPCやルータ、スイッチなどに振り当てられています。

イーサネットではMACアドレスを使って、どこからどこへ転送するのかを判断します。

まとめ

今回は「chapter1-1-2 LANって何?」の範囲を学習しました。LANの意味を学び、有線LANの規格イーサネットについて学びました。ページ数にすると5ページ分です。

次回はインターネットに関する話題を学びます。

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