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【マリオカート8DX】バクスナについて考える

バクスナとはバックスナイプの略であり、後続の撃墜を狙って甲羅を後ろに投げる行為である。特に前張りで走るときには重要となるテクニックで、うまく後続を撃墜できれば一位独走の状態を作り有利にレースを展開できる。

後続が近い状態で一位を走っていても赤甲羅やトゲゾー甲羅で撃墜されたりキノコショトカであっさり抜かれたりする。積極的にバクスナを狙い、後続との差をつけておくことで一回被弾では抜かれない距離感を作りたい。

今作マリカ8DXはアイテムが強く後ろからの打開戦術が強力ではあるものの、一位独走状態による前張りはやはり強い。

ある程度2位との距離が開けば一位を攻撃する手段は限られてくるから比較的安全だし、2位以下は大集団を作り足の引っ張り合いをしがちなので一度形ができれば走力とかに関わらず一位を爆走できてしまう事が多い。

うまくバクスナ攻撃で後続を大集団に吸収させれば、あとはタイムアタック走法をしながらトゲや大量の赤が来ないのを祈りつつ気持ちよく走れば良い。これがなかなか気持ちいい。

レース参加者の中で自分の走力だけが圧倒的に高ければ走っているだけで独走状況を作れるが、あえて弱い集団を探したりしない限りなかなかそうはならない。バクスナ技術を養成することで、一位独走の状況を作りやすくなる。

なんとかして一位に出たときにそのまま一位でゴールまで走り切るための技術の一つとして、バクスナの精度を磨いておきたいと思っている。

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ところで、最近になってようやく「正統な次回作であるマリカ9がそろそろ来るのでは?」などと囁かれており、個人的にも大変嬉しく思っている。

次回作でも甲羅を後ろに投げるシステムがなくなるとは思えないので、ここでバクスナについて整理しておくことは次回作への準備にもなるだろうと思う。そんなことを考えながらこの記事を書こうと思った次第である。

レース序盤は狙い目

レースを序盤、中盤、終盤に分けた場合、序盤は積極的に狙うといいと思う。

序盤中途半端に前に出ても大事なタイミングでトゲが来たりして最終的に負けてしまうこともしばしば。序盤であれば仮にバクスナをかわされて赤甲羅のカウンターを食らったとしても後ろに下がって打開戦術にスイッチするという戦略がとれる。

特に打開コースとよばれている所であえて前張りをするなら、諸刃の剣的バクスナを積極的に狙うことを考えていいと思う。

逆に終盤でそこそこ以上に後続が離れて一位の場合、無理に狙う必要はないと思う。そのまま走れば勝てる確率が高く、負け筋を増やすのは良くないと考えている。

私は投げなくても勝てる!、というタイミングでもなんとなく後ろを潰したくてバクスナしてしまうことがあり、それが原因で赤甲羅をお見舞いされてしまい負けてしまうことがあるので注意したいと思っている。

ただし。終盤でもゴール直前にショートカットがあり2位がキノコを持っている場合などは、積極的にバクスナを狙いたい。でないと負ける。仮に外しても、相手はショトカまでキノコを保持してくるだろうからリスクは小さい。

後方確認で命中率と生存率を上げる

バクスナを打つうえで後方確認は欠かせない。相手の位置はもちろんだが、なにより距離感が大事だと思う。相手の挙動を読んでガンガン当てていくのは上手い人じゃないとできないが、距離感を掴んでバクスナポイントにタイミングよく投げてやるだけならまだ簡単にできる。

他には相手がどんなアイテムを持っているか、特に赤甲羅を持っていないかは確認しておきたい。もし赤甲羅を持っているようならバクスナを自重することも必要になる。それ以外だったら比較的安全なので、バクスナポイントでどんどん投げていきたいところ。

裏に持っている可能性もあるが、そのときはドンマイ!。ただ表を捨てて裏の赤を即投げするのは相手としてもリスキーだと思うので、生存できる可能性は高そう。

まとめると当てる確率を上げるため、バクスナをするべきかしないべきかを判断するための2つの目的を達成するために後方確認は重要、といった感じである。

主なバクスナポイント

コースごとに「バクスナポイント」と呼ばれる場所が存在する。これはバクスナを当てやすい、避けづらいとしてマリカプレーヤに共通認識されているポイントのことであり、これを頭に入れておくことは当てる側、避ける側の両方において重要なことである。

バクスナポイントでバクスナをするかしないかで、後ろを走るプレイヤーに与える印象は変わると思われる。

たとえ当たらないとしても、「こいつわかってんな」「気をつけないと」「注意してラインはずさないとな」などとと思わせることができれば、相手は回避行動を取るようになり最速ラインから外して走らせることができるだろう。ビビってミスをする可能性も出てくる。

野球の牽制球も、ランナーをアウトにすることではなく、相手に警戒させてスタートを遅れさせるとこを目的に行う場合も多いが、それと同じイメージだろうか。

バクスナポイントの探し方

バクスナを的確に決めていくためには把握しているバクスナポイントの数を増やすことが有効である。これは被弾を避けるという点でも役に立つ。そのためには、

  • 自分でバクスナしてみて手応えを観察する
  • 自分がバクスナを食らった場面、当たりそうになってヒヤッとした場面を覚える
  • 人の動画を見て「ここでよく投げてるな」というポイントが無いか観察する。

などの方法が考えられる。

特に3つ目の人の動画を見る方法において、とくにマリカ歴が長く、うまいと言われている人の場合、これまでの「ここはよく当たる」という経験に基づいて投げているはずなので、とても参考になる。

バクスナポイントは数多く存在するが、それは共通点ごとにある程度分類することできる。

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カーブの終点

カーブの終点は最も狙いやすいポイントだと思っている。

カーブを曲がるとき、最短で走るためにインベタをつくのが基本である。インベタついてカーブを抜けたあとの直線で、カーブの終わり際を通すように甲羅を投げてやると、確実に通る相手カートが通るラインに投げられるので当てやすい。甲羅の軌道を最速ラインになるべく重なるようにしてやるとより効果的。

この場合、必ずしも後ろを見ながらバクスナを行う必要はない。バクスナを行う前の段階でチラチラ後ろを見たり、マップを確認することで後ろとの距離感を掴んでおけば、タイミングを合わせるだけでよい。後ろを見ながら角度調整をする必要がないので楽である。

バクスナを避ける立場にたって考えてみると、甲羅の軌道に一切入らないことはできないので、タイミングをずらすしかない。そのためにブレーキを踏んでタイミングをずらすということが、対策となる。

あとは甲羅の軌道に重なる時間を短くすることも被弾する確率を下げる。例えば、コーナーを抜けたあと外側に膨らむようにすると最速ラインに重なる軌道で投げられた甲羅に当たる確率は下がる。

それでもコーナーを抜けた直後に命中ポイントがあるので絶対に避けられるわけではないが、甲羅の軌道に重なる時間を少なくして確率を下げる事ができるので効果はある。

このバクスナは当たれば良し、避けられたとしても回避行動により相手は遅くなるのでやり得だと思っている。

コインのライン

このゲームで勝つためにはコインを集めることも重要である。したがってコインのある場所には人が集まりやすい。そこにめがけて甲羅を投げてやれば当たる確率は高くなる。

先程の画像はカーブの終わり際を狙うことを説明したものだが、実はコインのラインにも重なっている。そういう点でもあの場所のバクスナは効果的(しかし、外側にも2枚コインがあるのでバクスな警戒でそっちに避けられることも多いのだが…)。

他にはピーチサーキットのグライダー後の道路中央にあるコイン二枚やドッスン遺跡の水中のコイン、新マリオサーキットの最初の橋のコインなども狙いやすい場所だと思う。

当然これはバクスナではなく前に投げる際も有効。バナナ前投げなども試してみるといいかも。

ショトカの終わり

ショートカットのラインも皆同じところを通るので狙いやすい。特にNISCの場合強引にダートを突っ切る都合上、減速していることが多いので避けにくい。

うまく当てることができれば相手はダート上で停止するため復帰しにくいし、キノコショトカ中に当たればキノコの加速を中止させることができる。決まれば美味しいバクスナである

マリオカートスタジアムの最初のアイテムボックスの直後や、GBAマリオサーキットの一個目のアイテムボックス直後のNISK終わりなどは狙いやすいと思う。

アイテムボックスの直前

アイテムボックスの直前は、アイテム交換ついでにバクスナを行うことが多い。

このときも適当に投げるのではなく、後続が通りやすそうなラインを狙う。先程の画像は、カーブの終わり際、コインのラインに加えてアイテムボックスがすぐそこにあるので、複数の要素が重なってバクスナの名所となっている。

他にも、例えばマリオカートスタジアムの二個目のアイテムボックス前でアイテム交換バクスナする際、一個目のNISCの出口に向かって投げてやるとロングバクスナが狙える。

アイテム交換バクスナは適当に投げがちだが、少しでもいやらしいところに投げたいところ。

着地狩り

着地狩りバクスナは文字通り相手が空中に浮いたときの着地を狙うバクスナである。

ジャンプアクションをしてカートが空中に浮いたとき、カートの操作はあまり効かなくなる。つまり、相手が空中に浮いた段階で着地する地点を読むのは比較的容易であるということ。そこで相手が着地するポイントに向かってタイミングよく甲羅を投げてやれば撃墜できるというわけである。

後ろをちらっと見れて狙えそうだったら投げる。相手が空中に飛んでいる時間の分だけゆっくり照準を合わせることができるので落ち着いて角度を合わせる。相手が十分に警戒していて思いっきり角度を変えないと当たらなさそうな場合は無理をしなくてよいと思う。

ドルフィンみさきのうつぼから飛び降りるポイントや、ホネホネさばくの最後のアイテムボックス前、サンシャイン空港のゴール前などは狙いやすいと思う。

まとめ

マリカのバクスナについていろいろ考えてみた。

バクスナポイントには共通点があり、そこを抑えておくことで命中率をあげたり、回避率を上げたり、新しいバクスナポイントを見つける助けになったりすると思っている。

自分がプレイしていても考えて投げたバクスナと適当に投げたバクスナとでは手応えが違うことがわかる。浅学菲才の私ではあるが、誰かの考える材料になれば良いなと思って今回の記事を執筆してみた。

なにか気がついたことがあれば、追記する予定。