経済・企業・投資

食材配達企業のオイシックス・ラ・大地(3182)の今後を考える(株価など)

この記事は2020/04/20執筆したものです。この記事をご覧になる場合、考察が古くなっている可能性があるのでご注意ください。

「10時の注目株=宅配需要の拡大による業績寄与を見込む――オイラ大地をマーク」という株式新聞の記事を読みました。モーニングスター社提供の記事で、全文は以下の通りとなっています。

オイシックス・ラ・大地(オイラ大地)<3182.T>をマークしたい。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が全国に及ぶなか、外出を控える動きが強まるとみられ、青果物のネット販売を手掛ける同社の活躍する場面が増えそうだ。また、外食産業での営業自粛の動きが強まるなか、外食支援のための専用販売ページを開設し、エー・ピーカンパニーの食材の販売を開始するなどの取り組みも展開する。

株価は、3月13日に直近安値となる951円を付けた後、下値を切り上げる展開が続いている。週足チャート上では、13週線が上向きに転じ、横ばいを続ける26週線を下から上に抜けるゴールデンクロス(GC)が接近しており、チャート上でも先高期待が高まりそうだ。(高橋克己)

保有期間:3カ月

目標株価:2500円

損切りライン:1200円

◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

出典 – モーニングスター社HP

この銘柄、「オイラ大地」って略するんですね。なんか面白い。この記事でも「オイラ大地」の略称を使っていこうと思います。

ところどころ再引用しながら思ったことをメモしていきます。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が全国に及ぶなか、外出を控える動きが強まるとみられ、青果物のネット販売を手掛ける同社の活躍する場面が増えそうだ。

オイラ大地に限らず、宅配関係の株が上昇しています。例えば出前館なんかは急上昇していますね。

外食の宅配と違って、オイラ大地は食材をお届けする企業のようです。意識が高そうな感じがします。意識が高い人達やお金持ちは少々お高くてもいい食材を手に入れたい人が多いと思います(金田正一さんがそんな感じだったらしいですね!)。そういう人たちを狙ったビジネスなのだと思うので、うまく行けば高利益率を目指せそうですね。

アメリカのビーガン宅配会社を過去に買収したところからも、高単価が望めそうな意識が高い人を狙い撃ちしてる感じが見受けられます。

本当に意識高い人やお金持ちを狙っているのかはわかりませんが、「そういう人たちに売れていそうだなぁ」と思いました。

また、外食産業での営業自粛の動きが強まるなか、外食支援のための専用販売ページを開設し、エー・ピーカンパニーの食材の販売を開始するなどの取り組みも展開する。

新型コロナショックで世界的に経済界がダメージを受けている中、逆に商機を見いだせるのは強いと思います。素早く動けるのも心強いかな。ベンチャー企業のいいところでしょうね。結果が出るかどうかはまだわかりませんが…

「外食支援のための専用販売ページ」についてはこちらのPR TIMES記事に説明が載っています。

外食気分を宅配で、飲食店「塚田農場」看板メニュー食材を販売開始食品宅配サービス「Oisix」外食業の支援企画(4/15~)

要は「外食企業が使うはずだった食材が余っているので、配達しよう」というアイデアです。外食企業からすれば損失を減らせますし、オイラ大地も中に入って儲けられますし、「あの〇〇店の食材で料理ができる!」というワクワク感を得られるユーザーもいるでしょから、なかなかいいアイデアだと思います。win-win-winを狙えます。

保有期間:3カ月

目標株価:2500円

損切りライン:1200円

ここからは株価の話です。

保有期間が3ヶ月というのは、新型コロナショックで不安定な相場がまだ続くことが予想されることから、あまり拘る必要はないと思います。やばくなったら素早く逃げる!

目標株価が2500円というのは妥当かなと思います。2500円というのは2018年12月に付けた上場来高値付近の価格となります。

過去のチャートを見てみると2000円の当たりで抵抗感を感じるので、そこでもたつくかもしれません。もしかしたら跳ね返されてしまうかも。複数単元を購入していた場合、2000円前後でもたつきを感じたら一部を利確しておくと安心かと思います。

損切ラインが1200円というのは悠長に思えます。25日平均線を割ったところか、4月13日につけた1400円くらいの押し目底を明確に割った段階で損切りするほうが良さそうな気がします。